2007年 06月 25日
観山・拾得 |
2000年の丁度今頃、NYで展示会を開いたことがある。私は2000年を区切りに
NYで展示会を開こうと決めていて、ギャラリーにも、以前から申し込んでおいた。
そんな矢先、知人の野村さんの画廊でお会いした、墨絵の南條先生にNYのギャラリー
は広いので、お隣同士で個展をしませんか・・?とお声をかけた。其の時南條先生は
即決断されて実現した。あの時、確か南條先生は73才くらいだったと思う。
NYのギャラリーのオーナーにホテルを取っていただいたら、なんとスイートに、台所つき
という部屋だった、そこに私と、南條先生の二人で泊まることになって、私はすごく
あわててしまった。いくらご老体といえども相手は男性だし・・・・正直いやだったが、
約1ヶ月の宿泊日数、宿泊費用など考えると、二人で泊まったほうが断然割安なので、
ギャラリーのオーナーも其のようにとってしまったらしい、2部屋あるからそれなりに
プライバシーは守られるから、しょうがないとゆうことになった。約一ヶ月のNYでの
展示会は、まさに珍道中だった。
南條先生は観山・拾得を題材に作品を持参して、軸物から大きな作品など、NYでの
評判は上々だった。ある日、大きな作品に興味があるお客さんが現れたと、オーナー
から報告があって、お客の提示した金額が350万だったが、簡単に蹴飛ばして
「わしゃ、500万でないと売らんがな!」・・・たった一言の返事だった。値段に対する
気迫を感じたが、今でも、もったいないなあ・・・と、他人のことながら思い出す。
NYで350万も出すなんて、よっぽど気前がいいか?本当に其の作品がすきか?
売ればよかったのになあーーー笑
其の南条先生から、本日御葉書を頂戴して、個展は今年終わることに致しました。
不思議なご縁に感謝します。と書いてあった。
NYで展示会を開こうと決めていて、ギャラリーにも、以前から申し込んでおいた。
そんな矢先、知人の野村さんの画廊でお会いした、墨絵の南條先生にNYのギャラリー
は広いので、お隣同士で個展をしませんか・・?とお声をかけた。其の時南條先生は
即決断されて実現した。あの時、確か南條先生は73才くらいだったと思う。
NYのギャラリーのオーナーにホテルを取っていただいたら、なんとスイートに、台所つき
という部屋だった、そこに私と、南條先生の二人で泊まることになって、私はすごく
あわててしまった。いくらご老体といえども相手は男性だし・・・・正直いやだったが、
約1ヶ月の宿泊日数、宿泊費用など考えると、二人で泊まったほうが断然割安なので、
ギャラリーのオーナーも其のようにとってしまったらしい、2部屋あるからそれなりに
プライバシーは守られるから、しょうがないとゆうことになった。約一ヶ月のNYでの
展示会は、まさに珍道中だった。
南條先生は観山・拾得を題材に作品を持参して、軸物から大きな作品など、NYでの
評判は上々だった。ある日、大きな作品に興味があるお客さんが現れたと、オーナー
から報告があって、お客の提示した金額が350万だったが、簡単に蹴飛ばして
「わしゃ、500万でないと売らんがな!」・・・たった一言の返事だった。値段に対する
気迫を感じたが、今でも、もったいないなあ・・・と、他人のことながら思い出す。
NYで350万も出すなんて、よっぽど気前がいいか?本当に其の作品がすきか?
売ればよかったのになあーーー笑
其の南条先生から、本日御葉書を頂戴して、個展は今年終わることに致しました。
不思議なご縁に感謝します。と書いてあった。
by g-saika
| 2007-06-25 21:36
| 彩花のひとりごと